2023 年がもうすぐ終わってしまいます。自分にとっての 2023 年は、社会人として 10 年目という節目の年でした。気づけばすっかり中堅感がある年齢になりましたが、精神年齢の方が追いついてこないようです。どうすればいいのでしょうか。というわけで 2023 年の振り返りとやっていこうと思います。
本業
昨年 (2022 年)は AWS Japan に Professional Service 所属のコンサルタントとして入社したものの、わずか 8 ヶ月でソリューションアーキテクトに Internal Transfer したという 1 年でした。 転職と異動というキャリア的には巨大すぎる意思決定を 1 年に間に 2 回こなすという、よく言えば迅速な判断、普通の人が見ればキャリア迷子だったわけですが、今年は無事に SA として 1 年間走りきることができました。一安心です。
ソリューションアーキテクトとして何をしていたかというと、他の優秀すぎる SA と同様に、AWS を活用頂いている、僕の場合は特に ISV/SaaS 領域のお客様の技術的なご支援を担当していました。またそれとは別に、コンテナを中心とした対外発信にも力を入れて取り組んでいました。新卒で入社して 5 年弱勤めた NRI 以来、本格的なクライアントワークに戻るという点で少々不安もありましたが、そこまで大きな問題を起こすことなく対応することができたと思います。数多くの打ち合わせ(アーキテクチャレビューなど)を担当したことで、千本ノック的にできるようになっていったというのが正しいかもしれません。結果的に、資料作成・プレゼン・作文・コミュニケーションの質は以前より一定レベル向上したと自負しています。
一方で、目の前の業務にいっぱいいっぱいになってしまったこともあり、手を動かす頻度は大きく減ってしまいました。エンジニアからロールチェンジをして以降「手を動かす」という意味での技術力は低下し続けていると言わざるを得ません。そもそも自分が新卒で入社した NRI をやめた理由の大半の部分が「エンジニアとして手を動かせるような技術力を獲得したい」だったので、それを考えるとちょっとモヤモヤするところもあります。ただ今のロールは「手を動かせること」「高い技術力を持っていること」を明確に求められているロールだと理解しています。ようは「ちゃんと技術力も身につけようね」というスタンスなので、技術力の低下は自分のリソース配分の問題であり、時間の使い方を見直すことで改善できるはずと信じています。来年はそういった時間配分のバランスを取っていきたいところです。
ポジティブな話をしましょう。この 1 年間で一番大きかった学びは「営業的な働き方」を学べた点です。「すべての活動が当たるわけではないので数を打ちながら確度の高い案件にリソースを割く」「信頼を獲得するための関わり方」「戦略を立て、それに従った戦術を検討し遂行する」言葉にすると当たり前ですが、こういった動き方の必要性を身を以て学べたことは、今後の人生に間違いなく生きてくるという確信があります。このロールで学べることは、技術的なスキルよりメタ的なスキルの方が大きいですね。
話が少しブレたので、改めて今年の振り返りです。コンテナ周りを中心に、対外発信はそこそこ頑張りました。
ブログ翻訳は 8 件公開しました。
- Cluster API と Argo CD を用いた Kubernetes マルチクラスター管理
- Karpenter の統合機能を用いた Kubernetes コンピューティングコストの最適化
- Amazon VPC Lattice と AWS Gateway API コントローラーのご紹介:Kubernetes Gateway API の実装
- Amazon VPC Lattice と Amazon EKS で実現するアプリケーションネットワーキング
- Amazon VPC CNI による Kubernetes NetworkPolicy のサポート
- Open Application Model による、Kubernetes でのアプリケーションファーストデリバリー
- Amazon VPC Lattice と Amazon EKS における AWS IAM 認証の実装
- Karpenter が beta 版に昇格しました
登壇は 5 回やりました。
- Amazon VPC Lattice × EKS で実現するアプリケーションネットワーキング(アップデート紹介とちょっぴり DiveDeep する AWS の時間 第三十回)
- Cluster API と VPC Lattice は Amazon EKS マルチクラスターの夢を見るか?(AWS オンライン セミナー 2023年 夏の Amazon EKS 祭り!)
- Amazon Inspector SBOM Export ではじめるソフトウェアサプライチェーンセキュリティ(アップデート紹介とちょっぴり DiveDeep する AWS の時間 - AWS re:Inforce デモ祭り)
- Amazon EKS と KubeVela でプラットフォームエンジニアリングに入門しよう!(アップデート紹介とちょっぴり DiveDeep する AWS の時間 第三十四回)
- Amazon EKS 2023 年 冬のアップデートを振り返ろう(アップデート紹介とちょっぴり DiveDeep する AWS の時間 第三十七回)
ただ、これらの発信がユーザーに対して大きな影響を与えることができたかと言われると、正直微妙です。量も質もそこそこですが、どれだけ意味があったのかを計測できてないのが問題です。わかりやすく言えば、単なる自己満足で終わっている感覚があります。来年はもう少し戦略を持って発信に取り組んでいきたいですね。
本業以外の活動
コーチングプログラムに課金して、英語を頑張りました。詳細は「6ヶ月間の TORAIZ 英語学習プログラムで得られた成果」に書いているので、ここでは割愛します。結果、一定のレベルには達しましたが、思っていたよりは伸びず、モチベーションの低下も相まって 2 ヶ月くらいサボってしまっています。もったいないので 1 月からオンライン英会話を再開する予定です。2024 年は仕事でギリ英語を使えるくらいの英会話力を獲得したいなぁ。
英語にパワーを割いていたこともあり、技術的な学習はあまりできませんでした。生成 AI とか新しいサービスのキャッチアップで既にキャパを超えています。学ばなきゃいけないこと多すぎる。。
プライベート
筋トレを頑張っています。11 月から通い放題のパーソナルに通っていて、2ヶ月 で 5kg 体重を落とすという結果にコミットしました。(RIZAPに行っているわけではありません)筋トレにはまぁまぁハマっていて、あと 3 ヶ月くらいパーソナルで頑張って 5kg くらい痩せたら、一旦パーソナルをやめてジムに通う習慣を作っていこうと思っています。完全に個人的な話ですが、筋トレをすることで喘息による咳が出づらくなった気がしていて、筋肉はすべてを解決してくれるというのは嘘ではないということがわかりました。なお個人の感想です。仕事の成果と麻雀は運要素が大きすぎますが、筋トレに運要素はかなり少ない気がしてるので、努力がちゃんと数字に反映されるのが嬉しいですね。
サウナ、今年は「サウナ東京」が一番のヒットです。渋谷から電車で一本なので、平日夜でもサクッと行けるのがありがたいです。サ室、水風呂、休憩スペースすべてがハイクオリティなので、失敗したくない時は足を運ぶよにしています。地下のレストランのラーメンが美味しいのでおすすめです。来年のテーマはサ旅で、都内近郊だけではなく、日本全国のサウナをめぐりたいです。
まとめ
今年は社会人として今までとは違った領域で成長できました。技術者としての成長に難しさを感じた部分もあるので、来年はバランスを取っていきたいです。
2024 年にむけて
今年のテーマは「Work Hard, Have Fun, Make History」です。 できれば仕事を頑張って今の会社で語れるような代表作を作りつつ、毎日楽しく生きる 1 年にしたいです。
- 仕事
- 代表作を作る
- 自分の好きなことで成果を出す
- 英語
- コーチングサービスで学んだ基礎力を下に、リスニングとスピーキングを強化する
- Bizmates を契約して英会話の学習に取り組む
- 技術
- Platform Engineering
- Kubernetes
- 筋肉
- 70kg 切る
- パーソナルをやめても筋トレする習慣を作る
- 資産
- 新 NISA を活用し、配当金にフォーカスした投資をする
- 収入と支出のバランス
- プライベート
- 行ったことないサウナ行く(北こぶしリベンジ)
- アイナ・ジ・エンドのライブに行く